2025年10月
会員 各位
一般社団法人日本医療薬学会
医療薬学学術委員会
委員長 佐藤 淳子
本学会では、医療薬学領域の研究活動の推進を目的に、公募により設定した研究課題にそぐう案件を採択し、本学会の小委員会を編成し、研究資金を提供しています。
本事業では、研究活動の更なる推進策を講ずるため、下記の要項により2026年4月以降にスタートする調査研究課題を募集いたします。
募集する研究課題
1)本学会として取り組むべき、または推進すべき活動
(例)薬剤師職能・専門性の将来展開と学術的基盤の醸成、他学会等との連携推進、研修教育・情報共有のあり方、地域医療連携など
2)各領域、疾患群における臨床薬学のエビデンス構築につながる活動
(例)プレシジョン・メディシンに関する研究、PBPMを活用したアウトカム・エビデンス、処方箋鑑査・疑義照会のチェックポイントマニュアル作成のための活動など
3)多施設共同研究、分野連携型の医療薬学研究の基盤整備に関する活動
(例)患者レジストリーのシステム整備、トランスレーショナルリサーチ及びリバーストランスレーショナルリサーチの体制整備、医療ビッグデータの利活用など
4)医療DX推進に関する活動
(例)電子処方箋に関する調査研究、電子化された添付文書の活用、IoTの利活用に関する調査研究、電子データの標準化・共有化に関する調査研究など
5)患者が主体となる医療体制の構築、それを実現するためのヘルスリテラシー向上を目指した活動
(例)幼児・学童向けの医薬品情報提供資材作成による理解度深化、講習会を介した医薬品理解向上のための取り組み、地域連携など
- 5について
日本学術会議の「未来の学術振興構想」の策定に際して、本学会より応募した学術の中長期研究戦略「患者主体的医療体制の実現とそれを支えるヘルスリテラシー教育体制の構築」がビジョンの一つとしてリストに掲載されています。詳細は下記を参照ください。
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-t353-3-36.pdf ※上記の文書の中には、実施計画が記載されていますが、今般、募集をするものは、当該実施計画の記載に限定するものではありません。
応募資格
前項の研究テーマに意欲的に取り組んでいる日本医療薬学会会員(応募時)からなる研究グループ(10名以内(特別委員は定数外)、調査研究課題が採択された場合には、研究代表者が学術小委員会の委員長となる)
調査研究期間
3年以内 (2026年4月以降に小委員会を発足)
研究資金の内容
1) 研究費 50万円以内/件(全調査研究期間を通じての総額)
2)活動費(学術小委員会への出席に要する旅費又はウェブ会議通信料を所定の回数分)を学会が支出します。
採択件数
合計3件以内
応募方法
研究活動申請書を学会事務局の下記のDropboxまでご提出ください。
申請書は、こちらをクリックしてダウンロードしてください。 DOCダウンロード
申請書提出先
下記の表示をクリックして本応募に必要なファイルをアップロードしてください。
なお、アップロードするファイル一式を一つのフォルダに纏めていただき、フォルダの名称に申請代表者の氏名の記載をお願いします。
例:医療薬学学術小委員会 研究活動申請_〇〇〇〇(〇〇〇〇には氏名を記入)
2026年度 医療薬学学術委員会の調査研究課題応募データアップロード
応募締切
2026年2月2日(月) 【必着】
選考方法
医療薬学学術委員会において審査し、理事会で決定します。
採否の通知
2026年3月下旬頃を目途にメールにて採択結果を連絡します。
成果報告の義務
1)調査研究期間中、毎年研究活動報告書を提出し、最終年度には最終報告書を提出してください。
2)調査研究の最終年度あるいはその翌年の日本医療薬学会年会において、調査研究課題に関するシンポジウム等を企画し、成果を公表してください。
3)調査研究の成果物として、ガイドライン、マニュアルなどを作成しHP等で公表する場合には、医療薬学学術委員会と協議してください。
その他
本募集は、 日本医療薬学会学術委員会及び学術小委員会運営規程PDFによる。
照会先
日本医療薬学会 事務局
E-mail:reg@jsphcs.jp
Tel:03-3406-0787

